複数の人で同じ車を利用することで、お客様にとってコストや燃料を最小限に抑えられるレンタカー、カーシェア、カーリースという事業そのものがSDGsに直結していると言っても過言ではありません。なかでもカーリースでは、法人などを対象に所有する車の台数を圧縮し、燃費のよい車を導入することでトータルコストを下げ、化石燃料の使用削減＝CO2の削減にもつなぐことを積極的に提案。その市場ニーズは年々増加しています。

近年、車を利用するお客様の意識はますます環境負荷軽減へと向きつつあります。新しいハイブリッド車や電気自動車の発売など、最新の情報をいち早くお客様に提案し、そのメリットを伝えていくのは私たちの使命。今後も、今まで以上にお客様のニーズを敏感にキャッチし、お応えできるよう、情報のアンテナを張りめぐらせながら提案活動を続けていきます。

地域のお客様に支えられている私たちの事業は、地域社会と切っても切り離せない関係にあります。地域と共にいきている以上、私たちも地域社会に何かお返しをしたい。
そうした思いから、車両通行の障害になっていた近隣の樹木の剪定・清掃に始まる店舗周辺の清掃、小学生の下校時間に合わせた月7〜8回の交差点での安全見守り、子ども110番や認知症サポーターの協力など、住みやすいまちづくりの一端を担う様々な活動を今も取り組んでおります。「地域社会のため」という思いは当社が創業以来、代々受け継いできたいわばDNA。それは社員一人一人に社会への責任と自覚をもたらし、大きな成長にもつながっています。

日々の業務に車が欠かせない企業にとって、安全運転は絶対条件。車を取り扱い、「トヨタ」の名を背負う会社として、事故の低減は住みやすいまちづくりの第一歩と考え、顧客にアプローチしています。例えば、当社のテレマティクスサービスは、ドライバーの運転技術やモラルの向上に一役買い、事故削減に大きく役立っています。また、最新の安全装備やドライブレコーダーの装着など、事故やトラブルなどのリスクを抑える為に積極的に提案しています。

仕事のパフォーマンスをより高めるために。社員それぞれのライフスタイルにふさわしい、仕事と生活が両立できる働き方を重視しています。残業ゼロの働き方を基本に、年平均12日（2020年度）の有給休暇（有休）、半日有休、リフレッシュ休暇は可能なかぎり有効活用。また、介護休暇、フレキシブルな時短勤務、育児休暇、産前産後休暇、子どもの看護休暇を拡充設定し、それらをサポートする勤務体制の整備など、マンパワーの主力となる子育て世代の女性にとって働きやすい環境づくりにも力を入れています。

当社における女性社員の活躍はめざましく、割合は全体の約４割。そのうち管理職以上は約３割（2021年4月時点）を占めています。障がい者、外国人の雇用にも積極的に取り組み、みなそれぞれのポジションで力を発揮しています。
また、意欲あふれる人材の育成を目指し、積極的な教育投資を実施。新人研修、スタッフ研修、トヨタ自動車メーカー研修、社外講師による研修、異業種勉強会などを通じ、幅広い能力の向上を図っています。　

お客様に最高のパフォーマンスを提供するためには、社員一人一人が心身共にベストな状態で働くことができるのが一番です。それには、何よりも健康が第一。以前、こんなことがありました。世間でインフルエンザが流行した時、社内でも大流行し、あろうことか本社社員の約半数が休むという事態に陥ったのです。この時の反省を生かし、インフルエンザ予防のための職域接種のほか、定期健康診断、人間ドックももちろんすべて会社負担のもとで実施しています。

また、楽しみながら健康づくりをと、希望者は会社の費用負担によりおかやまマラソン、吉備路マラソンに参加。毎回20〜30人がハードなレースに挑戦し、約８割が完走するという成績をあげています。仕事をがんばりつつ日頃の練習も欠かさないランナー社員のファイトは、他の社員の励みにもつながっています。

目覚ましい活躍で県民に喜びと元気と勇気をもたらしてくれる地元スポーツチームの岡山シーガルズ（バレーボール）、ファジアーノ岡山FC（サッカー）、岡山リベッツ（卓球）。さらに、パラスポーツの世界で輝く岡紀彦選手（車いす卓球）、WORLD-AC（車いす陸上）に対し、車両を提供することで彼らの活動をバックアップしています。地元に根差したスポーツチームが存在する幸せと、誇り高き彼らの活躍に感謝し、会社をあげて応援していきたいと考えています。

トータルコストの軽減や環境への配慮から、ガソリン車よりEV車を利用したい。車両に対するお客様の、環境負荷低減への需要は年々高まりを見せています。当社ではこうした意識の高いお客様のニーズにお応えするため、積極的にHEV車を展開（当社レンタカーの約30％）、BEV車（小型電動自動車コムス等）も他社に先駆け導入しています。今後もこの方針のもとに、お客様目線の車両を充実させていきます。

日々のムダをなくすには、現状を見直して徹底的にムダを洗い出し、一人一人の意識を変え、実践していくことが重要です。例えば使用電力量。毎日当たり前のように使う電気だけに、こまめにスイッチを切るだけでも効果絶大。小さな積み重ねで2020年度は2015年度比23%削減に成功。また、給与明細の電子化、社内回覧のWEB化などを通じ、紙の使用量の大幅削減にもつながりました。
また、当社では他県から出発したレンタカー①をご利用のお客様が、岡山で車両を乗り捨てた場合、出発した県までレンタカー①を返さないといけません。その時に発生する長い距離の回送を減らすために、岡山からその県まで移動されるお客様にレンタカー①をご利用頂き、ムダな回送を減らすことで、排気ガス削減に積極的に取り組んでいます。

リースアップ、レンタルアップ車両は、廃棄せず、次のお客様へオークションを通じて販売しています。必要としてくださるお客様へ、今ある資源を販売することが環境負荷の軽減に繋がっています。
また、弊社の中古車は、しっかりメンテナンスを受けており安心、安全な車両の提供を実現しています。